顔も本名も出さずに、ココナラ(スキルを売り買いできる日本のサイト)でタロット占いを出品している会社員の女性がいます。ブログ「はずの徒然手帖」を書いている、いもはずさんです。アイコンは、くまのぬいぐるみと手帳のイラストです。
始めたのは2025年9月下旬。最初の月の手取りは7,800円でしたが、4か月目の12月には5万3,040円になりました。2026年10月には「あともう少しで販売実績300に届きそう」と書いています。
出典:はずの徒然手帖「ココナラ×AI占い副業、3ヶ月の売上とやってみての感想」(公開日 2026-01-27/確認日 2026-10-28)、同「占い副業は波がありますが続けています」(公開日 2026-10-03/確認日 2026-10-28)
この事例のよいところは、うまくいった月だけでなく、落ちた月や失敗も、そのまま書いていることです。AIを使うときの悩み、何もしなかった月、お客さんの一言に言い返して初めて星4がついた話まで、本人の言葉で残っています。
注記:数字はすべて本人のブログでの申告です。ココナラの本人のページのURLは公開されていないため、研究所はココナラの画面で数字を確かめていません。ブログに載っている、本人のプロフィール画面の画像(販売実績285・評価5.0)を確認しています。
この事例が実在することの確認
- 元のページ①:はずの徒然手帖「ココナラ×AI占い副業、3ヶ月の売上とやってみての感想」(公開日 2026年1月27日)
- 元のページ②:同「占い副業は波がありますが続けています」(公開日 2026年10月3日)
- 研究所が確かめた日:2026年10月28日


本文の数字は、この元のページの本人の申告です。
ひと目で分かる:この事例の要点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | 占い(タロット・オラクルカード・ルノルマンカード) |
| 稼ぎ方 | ココナラに占いのメニューを出品し、文章で鑑定結果を届ける |
| 価格 | 始めは最低価格の500円(手取り390円)。2025年12月に少し値上げ。今も「安めのメニュー」が中心 |
| 月の売上(手取り) | 7,800円(初月)→ 5万3,040円(4か月目の12月)。最近の月の数字は公表なし |
| 初期費用 | 占いのカードと本の代金くらい(金額は非公開) |
| 最初の売上までの期間 | 出品したその日に1件売れた |
| 週の作業時間 | 非公開。本人は「一人一人に合わせて鑑定文を作るのは結構時間がかかる」と話している |
| 集客の場所 | ココナラの中だけ(SNSやブログでの集客は「これから勉強したい」) |
| 顔出し・通話・対面 | 顔出しなし。文章で届けるメニュー。通話・対面はなし |
| 続けると装置になるか | 1件ずつ本人が鑑定するので、件数を増やすほど時間も増える。仕組みというより「小さな手仕事」 |
| 出典 | 本人のブログ(3か月の記録 2026-01-27、2月の記録 2026-03-03、10月の日記 2026-10-03 ほか) |
どう始め、どう続けてきたか
1. 情報商材にお金を使ったあとの「最後の挑戦」だった
本人は、育休中に「職場に戻る前に、少しでも自分でお金を稼ぎたい」と考え、2025年7月ごろから「AI副業」にのめり込みました。
色々なnoteを購入して実践するも、継続力がなくて撃沈。
お金を稼ぐために始めたのに情報商材にお金を溶かしてどうすんねん!って。
出典:はずの徒然手帖「ココナラ×AI占い副業、3ヶ月の売上とやってみての感想」(公開日 2026-01-27/確認日 2026-10-28)
そこで「これでダメなら私は副業諦めよう」と始めたのが、ココナラの占いでした。稼ぎ方を教える商品を買い集めても、売上にはつながらなかった。この経験から始まっているのが、この事例の出発点です。

2. なぜ占いを選んだのか
本人は、占いを選んだ理由を2つ挙げています。
- 占いの分野は、ココナラ全体で売上がいちばん多いと聞いたこと(人の悩みがなくならない限り、需要がある)
- 単価を上げやすいと聞いたこと。人気の占い師(ココナラのいちばん上のランクの人)には、3,000円から出品している人も多い
出典:はずの徒然手帖「ココナラ×AI占い副業、3ヶ月の売上とやってみての感想」(公開日 2026-01-27/確認日 2026-10-28)
※「売上がいちばん多い」は本人が聞いた話として書かれています。研究所はココナラの公式の数字では確かめていません。
3. 最初はAIにほぼ任せた。1か月で「罪悪感」からカードを買った
本人は、占いはまったくの初心者でした。試しに ChatGPT で鑑定文を作ってみると、完成度は高い。けれど、どれも似たような文章になったといいます。
始めたころは、AIにほぼ任せるやり方でした。それが1か月ほどで変わります。
最初はAIにほぼ丸投げというかなり胡散臭いやり方をしてたのですが、開始1ヶ月くらいで罪悪感ハンパなくてタロットカードを買い、本を読みながら鑑定してます。現在は意味と解釈は自分でやって、文章はAIに作ってもらってる感じでやってます。
出典:はずの徒然手帖「占い副業は波がありますが続けています」(公開日 2026-10-03/確認日 2026-10-28)
今のやり方は、カードを実際に引き、意味を調べて読み解くまでが自分、それを伝わる文章に整えるのがAI、という分担です。本人は「完全AIって…なんか詐〇みたいじゃない?」とも書いています。

4. 500円で出品し、その日に1件売れた
出品を始めたばかりのころは、ココナラの最低価格の500円で出していました。手数料が引かれて、手元に残るのは390円です。
それでも「運良く、出品したその日に1件売れた」ことで、9月から依頼が入り続けたと書いています。
出典:はずの徒然手帖「ココナラ×AI占い副業、3ヶ月の売上とやってみての感想」(公開日 2026-01-27/確認日 2026-10-28)

5. 月ごとの件数と手取り
本人がブログに書いた数字を、そのまま並べます。
| 月 | 件数 | 金額 |
|---|---|---|
| 2025年9月(下旬から) | 18件 | 7,800円 |
| 2025年10月 | 12件 | 8,970円 |
| 2025年11月 | 35件 | 2万6,130円 |
| 2025年12月 | 29件 | 5万3,040円 |
| 2026年1月 | 41件 | 4万5,630円 |
| 2026年2月 | 21件 | 2万6,130円 |
出典:はずの徒然手帖「ココナラ×AI占い副業、3ヶ月の売上とやってみての感想」(公開日 2026-01-27)、同「ココナラ×AI占い副業、2月の売上と感想」(公開日 2026-03-03)(確認日 いずれも 2026-10-28)
※2025年9〜12月は「手数料を引いたもの、つまりは手取り」と本人が書いています。2026年1・2月の記事には、手取りかどうかの記載がありません。
12月は件数が11月より少ないのに、金額は2倍です。本人は「単価を少し上げたお陰」と書いています。1か月目(9月下旬からの約1週間分)の手取りは7,800円でしたが、4か月目には約7倍になりました。

その後、毎月の報告はやめていますが、2026年10月の時点で「販売実績300に届きそう」と書いています。別の日の記事では、無料と有料を合わせて約400件の鑑定文を作ってきたとも書いています。
出典:はずの徒然手帖「どんな占い師になりたいのか考えてみた」(公開日 2026-10-25/確認日 2026-10-28)
つまずいたこと・気をつけること
つまずき1:AIは指示を守らず、手直しに時間がかかる
AIを使えば楽になる、とは限りませんでした。
AIに任せているから簡単に作成できると思われるかもしれませんが、あいつら結構な頻度で指示無視するんですわ。
結局所々訂正を加えないといけないので、慣れるまでは…いや、慣れてからもそれなりに時間を取られます。
出典:はずの徒然手帖「ココナラ×AI占い副業、3ヶ月の売上とやってみての感想」(公開日 2026-01-27/確認日 2026-10-28)
本人は、ChatGPTは外れるのを恐れるように、言い切らない文章に寄りやすいとも書いています。「この意味で読んだので、それを含めて」と指示しても、当たり障りのない言葉に置き換えられてしまう。
1件ずつ直す手間が、低い単価だと「割に合わない」と感じることもあったそうです。
ただ、その手間をかけたことで、2026年1月の時点でレビュー100件以上がすべて星5だったと書いています。
つまずき2:何も手を打たなかった月に、売上が半分になった
2026年2月は、件数が1月の41件から21件に、金額も約4万6,000円から約2万6,000円に落ちました。本人の振り返りは正直です。
こちらは…特にありません
完全に待ちの姿勢でした。
出典:はずの徒然手帖「ココナラ×AI占い副業、2月の売上と感想」(公開日 2026-03-03/確認日 2026-10-28)

メニューの説明文を変えたり、新しいメニューを作ったりは「特にはしませんでした」と書いています。年末年始の勢いが落ち着いた時期でもあり、原因は1つに決められません。それでも、出品型の副業は、手を止めると目に見えて数字が落ちることが分かります。
つまずき3:お客さんの一言に言い返し、初めて星4がついた
500円・1,000文字以上・カードの写真つきのメニューで、初めて買ってくれた人から「一枚引きなんですね。。。」と返ってきたそうです。
本人はカチンときて、「たくさん引けばよいわけではない。1枚を深く読むほうが技術として上だと思っている」と言い返しました。そのあと、ココナラを始めて初めての星4がつきます。

本人は「私もまだまだお子ちゃまです」と振り返り、メニューの説明文に「1枚引き」だとはっきり書くように直しました。同じことを言う人は「約30人中1人」でも、「今後も0とは限らない」からだそうです。
出典:はずの徒然手帖「【占い副業】お客さまからの一言にカチンときてバチクソ反論した話」(公開日 2026-10-04/確認日 2026-10-28)
行き違いの多くは、「何が届くのか」を先に書いておけば防げます。
つまずき4:値上げが怖い
本人は、職場に戻ったあとは件数をこなせないと考え、「高単価×少人数」に切り替えたいと書いています。一方で、こうも書いています。
値段を上げた途端に来なくなる…この変化にメンタルが持てばいいんですけど…。
出典:はずの徒然手帖「ココナラ×AI占い副業、3ヶ月の売上とやってみての感想」(公開日 2026-01-27/確認日 2026-10-28)
2026年10月の記事でも「単価が安いので薄利多売になってる部分も否定できない」とあり、安いメニューは入口として残し、高いメニューを足すことを考えているそうです。
出典:はずの徒然手帖「節約しないとなあ+副業頑張りたい」(公開日 2026-10-27/確認日 2026-10-28)低い単価で始めるのは入りやすい反面、上げるときに勇気が要る、という悩みです。
日本でやるなら
ここからは研究所の分析です。決まりは2026年10月28日に公式ページで確かめた範囲で書いています。

手数料:売上の22%が引かれる
ココナラは2021年4月12日のお知らせで、電話相談以外のサービスの手数料を、一律22%(税込)にしたと案内しています。本人の「500円で出して、手取り390円」は、この22%と合います。
出典:ココナラ「本日より、「購入時のサービス手数料の導入」および「販売時の手数料の改定」を行いました」(公開日 2021-04-12/確認日 2026-10-28)
このお知らせは2021年のものです。今の料率は、出品する前にココナラのヘルプで確かめてください。電話相談のサービスは別の料率です。
顔は出さなくても、ココナラには本人確認をする
本人のプロフィール画面には「本人確認」の印がついています(上の「実在の確認」の画像)。お金を受け取る出品者は、サイトの運営に身元を伝えるのがふつうです。
研究所が言う「匿名」は、世の中に顔と名前を出さないという意味で、運営への手続きまで隠すことではありません。
AIの使い方:ココナラは「支援の道具」としている
ココナラは2023年12月のお知らせで、生成AIを「出品者の皆様の生産性、クオリティアップに寄与する支援ツール」としています。一方で、一部のカテゴリでは、AIで作ったイラストそのものを納品するサービスを禁止しています。
出典:ココナラ「【ココナラ通信12月号】2023年リリース振り返り・生成AIガイドラインなど」(公開日 2023-12-05/確認日 2026-10-28)
占いでAIを使うことについて、研究所が確かめた範囲では、ココナラの決まりは見つかりませんでした。本人のブログにも、購入者にAIを使っていると伝えているかどうかは書かれていません。
研究所の考えでは、AIを使うなら、メニューの説明文に使い方を書いておくのが安全です。本人も「AIに丸投げした文章を送り付けるって…酷くない?」と書いていました。占いは、悩みを打ち明けてお金を払ってもらう仕事です。
何をAIに任せ、何を自分でやるのかを先に伝えておけば、買う人も選べます。
不安をあおる売り方はしない
占いや相談の仕事で、いちばん気をつけたいのがここです。霊感などの特別な力を持ち出して不安をあおり、お金を払わせるやり方(いわゆる霊感商法)は、消費者契約法で契約を取り消される対象です。
2023年1月5日には、被害の救済を強める改正法が施行されています。
出典:消費者庁「消費者契約法及び独立行政法人国民生活センター法の一部を改正する法律(令和4年法律第99号)等について」(施行 2023-01-05/確認日 2026-10-28)、山梨県「霊感商法等による消費者被害の救済の実効化のための消費者契約法等の一部改正について」(更新日 2023-02-17/確認日 2026-10-28)
この事例の本人は、霊感をうたわず、カードの意味を調べて読み解くやり方です。研究所がブログで見た範囲では、「必ず当たる」のような宣伝もしていません。まねるなら、このやり方のほうです。
研究所がこの型を日本でやるなら、こうします
- メニューの説明文に「何が届くか」を全部書く:何枚引くか、何文字くらいか、写真がつくか、AIをどう使うか。本人が星4のあとに直したのも、ここでした
- 最初は低い単価で、件数とレビューを集める:本人は500円で出品した日に1件売れ、4か月目には値上げしています。ただ、上げる時期は最初に決めておく(「100件のレビューが集まったら」など)
- 「待ちの月」を作らない:月に1回は、メニューの説明文の見直しか、新しいメニューを1つ。何もしなかった2月に、売上は半分になりました
- AIに任せるのは「文章を整える」まで:カードを読み解くところは自分でやる。本人も、ほぼ任せたやり方を1か月でやめています
- 霊感や不安をあおる言葉を使わない:「このままだと不幸になる」のような言い方はしない
3分でわかる無料診断です。
いくつかの質問に答えるだけ。知識・経験・使える時間から、顔出しなしで次に作る「小さな収益マシン」と、最初の15分の一手を、あなた専用の設計図にしてお届けします。
この型が合う人・合わない人
合う人
- 人の話を聞くのが苦にならない人(本人も「相談事をされることが多かった」と書いています)
- 顔も声も出さずに、文章で人の役に立ちたい人
- 1件ずつ、丁寧に文章を直すのが苦にならない人
- 少ない金額からコツコツ積み上げるのが楽しい人
合わない人
- 早く大きく稼ぎたい人(この事例でも、月の手取りは数万円です)
- 人の悩みに向き合うのがつらい人(深い悩みを抱えた人も来ます)
- 「AIに全部任せて量産したい」人(レビューで評価される出品型では、手間を省くほど評価が下がりやすい)
- 手を止めた月があっても、数字が落ちるのを受け入れにくい人
研究所のまとめ
- 顔出しなしで、ココナラの占いを500円から始め、4か月目に月5万円の手取りになった事例です(本人の申告)。出品したその日に1件売れ、2026年10月には販売実績300件近くまで続いています。
- AIは「文章を整える」ところに使い、読み解くのは自分、という分担に落ち着きました。 最初はほぼ任せていましたが、1か月で変えています。AIは指示を守らないこともあり、手直しの手間は残ります。
- つまずきは「待ちの姿勢の月」と「説明不足」でした。 何もしなかった月に売上は半分になり、何が届くかを書いていなかったことで初めての星4がつきました。まねるなら、説明文に全部書き、月に1回は手を入れます。
この記事は2026年10月28日時点の情報です。数字は本人のブログでの申告で、2026年3月以降の月ごとの売上は公表されていません。ココナラの手数料や決まりは変わることがあるため、出品する前に公式のページで最新の内容を確かめてください。
最終更新日:2026-10-28


