この記事は、Canvaで作った資料やテンプレートを売ってみたい、副業を始めたばかりの人に向けて書きました。
「これ、売っていいのかな」「どこまでなら大丈夫なんだろう」と迷って、手が止まっている人の記事です。
✓ 自分の作ったものが、売れる・条件つき・売れないのどれか、自分で判定できる
✓ Canvaプロの素材を使ったときの、売り方の決まり
✓ 売り場に出す前のチェックリストと、商品説明の例文(コピーして使えます)
先に結論
Canvaで作ったテンプレートは、新しく自分で作ったデザインなら売れますが、Canvaの素材をそのまま、色や大きさを変えただけでは売れません。
ただし、Canvaプロの素材を含むときは、Canvaのテンプレートリンクの形でだけ売れます。
○ 白紙から自分で組んだデザイン(無料素材と自分の写真だけなら、PDFでも売れます)
△ Canvaプロの素材を含むテンプレート(テンプレートリンクの形でだけ)
× Canvaの素材をそのまま、または色やサイズを変えただけのもの
決まりは変わることがあります。売る前に、公式で最新を確認してください。法律の判断は、この記事では行いません。
Canvaで作ったテンプレートは売れる?分かれ目は「新しく作ったか」
たとえば、スーパーで買った惣菜に刻みネギをのせて、「自分で作った料理です」と売るのはおかしいですよね。
食材を買ってきて、自分で料理を作って売るなら、それはあなたの作品です。
Canvaの素材は「食材」です。Canvaが用意したテンプレートは「できあがった惣菜」にあたります。
公式ヘルプでも、売れるのは「オリジナルデザイン」だと書かれています。
この記事では、素材を組み合わせて新しく作ったもの、と読み替えて説明します。
テンプレートとは、買った人が自分で編集して、最終的な資料に仕上げることを目的にしたデザインのことです。結婚式の招待状が、公式ヘルプの例にあります。
無料の素材も、プロの素材も、新しく作るデザインの中で使うこと自体は、公式ヘルプで認められています。
ただし、素材そのものを主役にして売ることはできません。
ここまでは、公式ヘルプの案内を整理したものです。法的な判断ではありません。
出典:Canvaヘルプ「Canvaを使って販売用の製品を作成する」、Canvaヘルプ「ライセンス、著作権、商用利用」(2026年10月時点)
売る前に自分へ聞く4つの質問
迷ったら、次の4つを上から順に自分に聞いてください。
答えを書き出すだけで、売っていいか、どう売るかが見えてきます。

質問1:白紙から、自分で組み立てましたか?
Canvaの公式ガイドでは、真っ白な画面から作ったオリジナルのテンプレートを売るように、と案内されています。
既存のテンプレートの色や文字を変えただけのものは、販売できないと書かれています。
出典:Canva「Canvaテンプレートを販売する方法」(2026年10月時点)
質問2:Canvaの素材を、ほぼそのまま使っていませんか?
公式ヘルプは、Canvaのコンテンツを「単独」で売ることを認めていません。
単独とは、素材をほぼそのまま売ることです。次のような加工だけでも、単独にあたると書かれています。
・そのまま使う
・フィルターをかけるだけ
・色や大きさを変えるだけ
・切り抜く、枠線をつける程度の加工
「色を変えたから、もう自分のものだ」と思いやすい部分です。ここが、初心者がつまずきやすいところです。
質問3:Canvaプロの素材は入っていますか?
プロの素材が入っていると、テンプレートの売り方に条件がつきます。
条件の中身は、次の次の章で説明します。
質問4:Canva以外の素材や、AIで作った画像は入っていますか?
AIで作った画像について、公式ヘルプは次のように書いています。
AI機能で作った画像は、Canvaの使用許諾契約の対象外で、そのAIサービスの規約に従う形になります。
ただし、AIで作ったものの権利の持ち主がはっきりしない国も多くあります。売る予定があるなら、専門家に相談することが勧められています。
Canva以外のサイトからもってきた素材は、Canvaの決まりではなく、その素材の配布元の決まりで判断します。
これはCanvaヘルプに書かれた内容ではなく、素材の出どころの話です。使う前に、配布元の利用条件を読んでください。
売る前の確認表|あなたの作ったものは○△×のどれ?
この表は、公式ヘルプの記述をもとに、初心者向けに整理した目安です。最終的な判断ではありません。
| 作ったもの | 判定 | 売り方 | 公式の根拠 |
|---|---|---|---|
| Canvaのテンプレートの文字や色を変えて、そのまま売る | × | 売れない | 公式ガイド:色やテキストを変えただけのものは販売できない |
| Canvaの写真やイラストに、フィルターや枠線をつけただけ | × | 売れない | 販売ヘルプ:単独で売ることにあたる |
| 白紙から組み、無料素材と自分で撮った写真だけで作った | ○ | PDFでも、テンプレートリンクでも売れる(白紙から作ったオリジナルのデザインであることが前提) | 販売ヘルプ:PDFとして、またはテンプレートリンクとして売れる例がある |
| Canvaのテンプレートの配置だけ借りて、中身を入れ替えた | △ | 迷うなら、白紙から作り直す(「グレーか見分ける目安」の3つで確認) | 公式ガイド:白紙から作るよう案内。配置だけ借りた場合の記載なし |
| 白紙から組み、Canvaプロの素材も使った | △ | テンプレートリンクの形でだけ売れる。PDFなどでは売れない | 販売ヘルプ:平らな画像にしても、PDFなどでは売れない |
| Canvaの素材を集めて、イラスト素材集として売る | × | 売れない | 販売ヘルプ:Canvaの素材を使ったクリップアートやストック素材は、売れない |
| AIで作った画像を入れた | △ | AIサービスの規約を守る。そのうえで、売る前の専門家への相談が勧められている | 販売ヘルプ:AI生成画像の項目 |
| Canva以外のサイトの素材を入れた | △ | 素材の配布元の決まりを読んで判断する | ヘルプに記載なし。配布元の利用条件で確認 |
根拠の「販売ヘルプ」は、Canvaヘルプ「Canvaを使って販売用の製品を作成する」のことです。
「公式ガイド」は、Canva「Canvaテンプレートを販売する方法」のことです。

△のものは、売れないわけではありません。
条件を守れば売れるものと、人に確認したほうがよいものが混ざっています。
次の章で、△の中でも多い「プロの素材を入れたとき」を説明します。
自分の作ったものがグレーか、見分ける目安
「白紙から作る」と言われても、どこまで借りてよいのか迷いますよね。
公式ヘルプでは、無料のコンテンツも、プロのコンテンツも、新しく作るデザインの中で使うこと自体は認められています。
一方で公式ガイドは、既存テンプレートの色や文字を変えただけのものは売れないとしています。
つまり、素材は借りてもよく、既存テンプレートの形そのものを借りるのは避けるのが、公式の読み方です。
① 素材を全部はずしたとき、自分で決めた配置や構成が残る
② 元にしたテンプレートがあるなら、並べて見て、別物だと言える
③ 「どこを自分で考えたか」を、3つ言える(例:ページの順番、文字の入れ方、色の組み合わせ)
たとえば、Canvaの履歴書テンプレートの素材を3つ並べ替えただけのものは、配置の元がCanvaのテンプレートのままです。目安の①と②に答えられないので、△として、作り直しをすすめます。
一方、白紙から自分でページの順番を考え、Canvaの無料イラストを5点使って、自分の文章を入れたものは、3つとも言えます。○に近い状態です。
3つとも言えるなら、確認表の○に近い状態です。出してよいと考えられます。
1つでも言えないなら、確認表の△として扱います。迷ったまま出さず、白紙から作り直すか、先に公式へ確認してください。
初心者のうちは、「迷うものは出さない」と決めておくと、売ったあとに悩まずに済みます。
・プロの素材が入っている → 無料の素材か、自分で撮った写真に差し替える。差し替えられないなら、テンプレートリンクで渡す形にする
・既存テンプレートの配置を借りた → 配置と構成を自分で組み直す(ページの順番、文字の入れ方、色の組み合わせ)
・AIの画像が入っている → 外す。使うなら、AIサービスの規約を読んで、専門家に相談する
公式に聞くときは、聞き方を決めておくと伝わります。
例:「○○(素材の種類)を使って作った、△△(用途)のテンプレートを、□□(売り場)で売りたいです。この形で販売できますか」。
「ほんとうにグレーだったら、どうなるの?」が、一番こわいところですよね。
Canvaのコンテンツ使用許諾契約には、違反したときの措置が書かれています(第10条)。
趣旨は、違反があれば、Canvaが事前の知らせなしに、アカウントを止めたり、素材を使う権利を終わらせたりできる、というものです。
終わったあとは、使うのをやめて、コピーを消すことが求められます。くわしくは、契約の原文で確認してください。
売り場側の扱い(削除や返金など)は、売り場の規約しだいです。この記事では未確認です。
もし指摘が来たら、まず販売を止めて、売り場とCanvaのサポートに確認してください。
だから、出す前に確認表を通しておくことが、一番の備えです。
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売ってよいかの判断は、公式や専門家に確認してください。そのあとの、何を・どこで・どう売るかを、7日間で整理します。
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Canvaプロの素材を入れたときは、PDFではなくリンクで売る
Canvaプロの素材を含むテンプレートは、Canvaのテンプレートリンクの形でだけ売れます。平らな画像にまとめても、PDFなどで売ることはできません。

渡し方を選べるのは、無料素材と自分の写真だけで作ったときです。
公式ヘルプには、このようなテンプレートをPDFとして、またはテンプレートリンクとして売れる例が出ています。
最初は、無料素材だけで作るほうが楽です
Canvaの公式ガイドは、始めは無料の素材だけで作ることを勧めています。
買った人が、素材のために追加でお金を払わなくて済むからです。
購入者にプロ利用者が多い場合は、プロの素材を組み合わせる方法もあるとされています。
初心者のうちは、確認することも減ります。無料素材と自分の写真だけにすると、渡し方に迷いません。
写真を入れる場所は、枠にしておく
同じガイドには、写真は枠(フレーム)に入れておくと、買った人が写真を差し替えやすいとあります。レイアウトも崩れません。
売れるテンプレートにするための、小さな工夫です。
売り場によっては、商品の形に決まりがあるかもしれません。出品する前に、その売り場の規約も読んでください。
売り場に出す前のチェックリスト|コピーして使えます
出品ボタンを押す前に、次の10個を確認してください。メモ帳にコピーして使えます。
□ 白紙から、自分で組み立てた(Canvaの既存テンプレートを土台にしていない)
□ Canvaの写真やイラストを、そのまま主役にして売っていない
□ 使った素材を、下の「素材メモ」に全部書き出した
□ プロの素材を使った場合は、PDFではなく、テンプレートリンクで渡す形にした
□ 写真を入れる場所は、枠(フレーム)にした
□ AIで作った画像は、使わないか、そのAIサービスの利用規約を読んで専門家にも確認した
□ Canva以外の素材は、配布元の利用条件のページで、商用利用と再配布の可否を読んだ
□ 商品説明に「素材だけを取り出して使えます」と書いていない(公式の決まりではなく、この記事の注意です)
□ 売り場の規約(商品の形・手数料・禁止事項)を読んだ
□ 迷う点は、Canvaのサポートか専門家に確認した
素材メモ(コピーして埋めてください)
使った素材を、1つずつ書き出します。あとから「これはどこで手に入れたっけ」と困らないための記録です。
| 素材の名前 | 手に入れた場所 | 種類 | 確認したURLと日付 |
|---|---|---|---|
| (例)観葉植物のイラスト | Canvaの素材一覧 | 無料 | (素材のページのURL)/(確認した日) |
| (例)机の写真 | 自分で撮影 | 自分で撮った写真 | 確認は不要(撮影日だけ書く) |
| (例)背景の模様 | 外部の素材サイト | 外のサイトの素材 | (利用条件のページのURL)/(確認した日) |
種類の欄は「無料」「プロ」「自分で撮った写真」「自分で作った」「外のサイトの素材」「AIで作った」のどれかにします。
「プロ」と「AIで作った」が1つでもあれば、この記事の確認表の△の行を読み直してください。
商品説明の例文(コピーして書き換えてください)
商品説明は、買う人が最初に読む場所です。
渡す形と、素材のことを、正直に書いておくと、買う人も迷いません。
【このテンプレートについて】
Canvaで編集して使う、【用途】用のテンプレートです。
デザインは、白紙から私が作りました。
使っている素材:無料の素材と、自分で撮影した写真です。
お渡しの形:【PDFまたはCanvaのテンプレートリンク。どちらかに書き換え】
使い方:【編集のしかたや、注意点を1〜2行】
このデータの再配布や、素材としての転売はご遠慮ください。
【このテンプレートについて】
Canvaで編集して使う、【用途】用のテンプレートです。
デザインは、白紙から私が作りました。
使っている素材:Canvaプロの素材を含みます。
お渡しの形:Canvaのテンプレートリンク(PDFではお渡しできません)
このデータの再配布や、素材としての転売はご遠慮ください。
例文の言い回しは、この記事の案です。公式が決めた文言ではありません。
「白紙から私が作りました」は、実際にそうしたときだけ書いてください。
作っていないことは書かないのが、いちばん大事な決まりです。
売る前の落とし穴|売り場の規約は、Canvaとは別
売り場ごとの規約を読まずに出品する。これが、Canvaの決まりを守っていても起こる落とし穴です。
売り場には、その売り場の規約があり、商品の形も、手数料も、それぞれ違います。
note・Brain・Tipsなどの売り場の決まりは、この記事では深く扱いません。
手数料で手元にいくら残るかは、note・Brain・Tips 手数料の手取り|売る前に見る5点で、10,000円の記事を例に計算しました。
売り場を決める前に、あわせて読んでみてください。
迷ったときは、自分で決めずに、公式か専門家に聞いてください。
Canvaのことなら、Canvaヘルプセンターから問い合わせができます。
素材をどう使ってよいかの決まりは、Canvaコンテンツ使用許諾契約にまとまっています(2026年10月時点の公開情報)。
今日やる3つ|売る前の最初の一歩
ここまで読んで、「結局、何から始めればいいの?」と思った人は、次の3つだけやってください。
- 作ったテンプレートを開いて、使った素材を「素材メモ」に書き出す(10分)
- 確認表で、○△×を判定する
- ○か、条件を守れる△なら、小さく売り出して反応を見る
小さく売り出して反応を見るやり方は、テスト販売のやり方|作り込む前に売れるか確かめる方法に書きました。
値段で迷ったときは、ひとり事業の値付け|安売りから抜ける単価3段階が参考になります。
よくある質問
Canvaで作ったテンプレートは、売ってもいいですか?
公式ヘルプでは、新しく作ったオリジナルのデザインなら売れると案内されています。Canvaのコンテンツを、そのまま、色や大きさを変えただけ、切り抜きや枠線をつける程度で売ることはできません。2026年10月時点の公開情報にもとづく整理で、法的な判断ではありません。最新は公式で確認してください。
Canvaで作ったテンプレートは、PDFで売れますか?
無料のコンテンツと自分で撮った写真だけで作ったテンプレートは、公式ヘルプに、PDFでもCanvaのテンプレートリンクでも売れる例があります。Canvaプロの素材を含むテンプレートは、テンプレートリンクの形でだけ売れます。平らな画像にまとめても、PDFなどでは売れないと書かれています。
AIで作った画像を入れたテンプレートは、売ってもいいですか?
公式ヘルプでは、AI機能で作った画像は、Canvaの使用許諾契約の対象外で、そのAIサービスの規約に従うとされています。AI作品の権利は、はっきりしない国も多いため、売る予定があるなら専門家への相談が勧められています。
Canvaのテンプレートを売った収入は、確定申告が必要ですか?
給与を1か所から受けている会社員は、給与と退職の所得以外の所得が年20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。国税庁のタックスアンサーNo.1900で確認できます。テンプレートを売った所得の区分など、細かい扱いは税務署や税理士に確認してください。
税金の出典:国税庁 タックスアンサー No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人
参加無料 ・ 7日間プログラム
7日間 あなたの勝ちパターン発見クエスト
売ってよいかの判断は、公式や専門家へ。そのあとの、何を・どこで・どう売るかを、7日間で整理します。
✓ 自分に合う勝ちパターンが分かる
✓ 最初の接点づくり(集客)の入口が決まる
✓ 7日後の、次にやることがはっきりする
この記事を書いた人
錬金王|ソロモンワールド創始者
4社創業・2社の株式売却・3事業のM&A売却を経験した連続起業家。副業・投資の「数字のからくり」を種明かしし、煽りに振り回されない判断軸を発信しています。これまで2,000人を超える人とつながり、再現できる勝ち筋づくりを一緒に探ってきました。

