今日から、少し乱暴な実験を始めます。
AIに「全部稼いできて」と指示したら、本当に売上を作ってくるのか。
ここでいう「全部」とは、アイデア出しだけではありません。市場を調べ、売るものを決め、営業先を探し、提案文を書き、商談を進め、制作し、納品し、改善する。事業の実務をできる限りAIに任せます。
もちろん、人間にしかできないことまで丸投げするわけではありません。契約の最終判断、本人確認、銀行口座や決済情報の入力、法令・規約に関わる確認、相手との約束に責任を持つこと。ここは人間側が担当します。AIが外部へ勝手に送信・契約・支払いをすることもありません。
今回の目的は、「AIを使えば簡単に稼げる」と証明することではありません。むしろ逆です。AIが得意な仕事と、人間が手放してはいけない仕事の境目を、実際の売上づくりの現場で確かめます。
この実験では、別々のフォルダ・条件で3パターンを同時に走らせます。同じ「稼いできて」という指示でも、AIへの渡し方、任せる範囲、初期条件が違えば結果は変わるのか。机上の話ではなく、行動と結果を並べて比べます。
評価するのは売上だけではありません。問い合わせ数、提案数、作業時間、AIの出力をそのまま使えた割合、最後に人間が修正した箇所も追います。稼げなかったときも、どこで詰まったかを検証結果にします。
この連載では、何を指示したか、AIが何を提案したか、人間がどこで止めたか、実際にどんな反応があったかを、できる限りそのまま記録します。うまくいった日だけでなく、空振り、修正、迷いも残します。
初日の時点では、売上はまだありません。あるのは仮説と、AIに仕事を渡すためのルールだけです。
果たしてAIは、営業から納品までをどこまで担えるのか。そして人間は、本当に意思決定だけに回れるのか。
匿名ビジネス実験場、第1弾。ここから始めます。

